親不知が痛くて夜中の2時に目が覚めて、電話に出たら「落ち込んでいる」と言いつつ、いけしゃあしゃあと下衆な話を聞かされる。
それは一向に構わんが、こうしてぱちぱちとキーボードを叩いている間にも女たちはどんどんフランチャイズ展開をしていくのだなあと思うと、じゃあおれは何なのだ?と梅干しの種を噛んだような気分になってしまう。
そんな気持であちこち写真を撮りに行ってきたわけだけど、あんなに寒かったのが嘘のように暖かくて花盛りだし、かっちょいい建造中の格納庫は最初からそうあったかのように完成しちゃってるし、輸出待ちの整然と並んでた車は全部片付いてるしで、アルミホイルを奥歯で噛んだような気分になってしまった。


科博限定のガチャポンで出したリアルな昆虫のフィギュアは、びっくりするくらい火の付きがよくて、一瞬で炭になってしまった。アパートも炭になりかけた。
なんだか深いなぁと一瞬感慨にふけりかけたが、ただの石油製品だ。
要するに、おれはただのアホです。